28 3-3-3 地方部の観光地での移動手段 地方部の観光地までに移動する際、最もよく利用する交通手段の結果を図 3-20に示す。その結果をみてみると、カーシェアリング会員では、自家用車(34.0%)が最も多く、次いで、レンタカー(28.3%)が多くなることが分かる。一方で、非会員では、公共交通機関(鉄道・高速バス)(45.3%)が最も多く、次いで、自家用車(42.5%)が多くなることが分かる。 図 3-20 最もよく利用する交通手段 ここで、超小型EV、ガソリン乗用車、乗用車型EVに対する利用意向を調査するため、下記の情報を提供する。地方部の観光地で提供される3車両のカーシェアリングサービスについて下記のように設定する。なお、これはオプション装備(衝突ブレーキ軽減システム等)がないような車両を仮定する。また、EVの充電行動は配置ステーションで行うことを想定する。そして、ガソリン乗用車と比較し、乗用車型EVのメリットは環境に優しいこと、加速性能が高いこと、振動や騒音が少ないことである。一方で、デメリットは充電に時間がかかること、航続距離が短いことである。 車両 時間料金 最大時間料金 定員 航続距離 参考車両 6時間コース 12時間コース 超小型EV 初乗り10分203円+20円/分 対象外 対象外 1名 50 km トヨタ車体のCOMS33) ガソリン乗用車 220円/15分 4,290円 6,490円+16円/km 5名 800 km トヨタのヴィッツ34) 乗用車型EV 220円/15分 3,850円 7,700円 5名 400 km 日産の新型リーフ35) ※6時間超12時間以内で利用する際、ガソリン車は返却時にガソリンを満タン給油する必要はないが、距離料金(16円/km)がかかる。EVは不要である。よって、ガソリン車は走行距離が76km以内であれば、料金はEVよりも安くなる。 本調査は、公共交通機関を利用して地方部の観光地を訪れていることを想定し、どうしてもカーシェアリングを利用せざるを得ない下記の場面についてご回答ください。なお、one 33) Ha:moのHP, https://hamo-toyotacity.jp/plan/ 34) タイムズカーシェアリングのHP, https://share.timescar.jp/fare/use.html 35) 日産eシェアモビのHP, https://e-sharemobi.com/price/ 34.042.528.311.011.00.026.545.30.31.30%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%カーシェアリング会員カーシェアリング非会員自家用車レンタカーカーシェアリング公共交通機関(鉄道・高速バス)その他
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