電気自動車シェアリングの利用意識に影響を及ぼす要因分析
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2019年度 自主研究概要 報告者:楊甲 研究分野 1.暮らしを支える交通、2.都市空間を創出する交通、3.交通の安全・安心 業務類型 1.調査、2.解析、3.政策検討、4.その他 研究題目または 報告書タイトル 電気自動車シェアリングの利用意識に影響を及ぼす要因分析 研究の背景・内容 最近、自動車関連メーカーやカーシェアリング事業者は電気自動車(以下、EVと称する)とシェアの特性を活用したビジネスモデルの構築に乗り出した。特に、最近で普及を始めた地方部の観光地におけるEVシェアリングの事例が多数みられて、超小型EVだけでなく、乗用車型EVの事業も展開されている。これは自動車関連メーカーとカーシェアリング事業者はEVやシェアリングサービスを後押している一方、利用者にとって受け入れるかどうかは不明瞭である。また、このような新たなシェアリングサービスは従来のガソリン乗用車のシェアリングサービスにどのような影響を与えているかも不明瞭である。 本研究では、利用者側の視点からEVシェアリングの社会受容性を把握するとともに、従来のガソリン乗用車のシェアリングに影響を及ぼす効果を明らかにすることを目的とする。本研究で実施した調査結果は、日本国におけるカーシェアリング事業を推進するための参考資料として活用できるようにする。 研究結果・ 得られた知見等 • 研究文献のレビューを通じて、EVシェアリング事業について、国内だけでなく、海外の最新動向も整理した。 • 一般市民を対象としたカーシェアリングの利用意識に関する既往研究による知見を整理した。そのうち、ガソリン乗用車、超小型EV、乗用車型EVそれぞれに関する研究文献を分けて整理した。 研究成果 社会への貢献、 報告、技術的特徴等 *予定含む <社会への貢献> 本研究で整理したEVシェアリングの海外・国内の先進事例は、自動車関連メーカーやカーシェアリング事業者が参考できる基礎資料となる。 <研究特徴> 本研究ではカーシェアリング事業について、使用車両のガソリン乗用車、超小型EV、乗用車型EVの違いに着眼したことは研究特徴といえる。また、本研究では、シェアリング事業の活用場面で全般ではなく、地方部の観光地を中心とした内容を検討することは最新の研究動向を反映していることは研究特徴といえる。 所内の担当者氏名・ 担当者 責任者・主担当者:楊甲 協力先名 楽天インサイト株式会社(WEBアンケート調査の委託先) 問題点・課題今後の研究予定・その他 <問題点> 本研究はEVシェアリング利用意識について、一般市民を対象としたアンケート調査を予定したが、所内会議で調査目的・内容等に関する多数の指摘があり、担当者はアンケート調査票を再検討した。これによって、業務遂行の進捗状況は予想よりやや遅れた結果となった。 関連論文(2019年度) (当年報掲載ページ) -

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