電気自動車シェアリングの利用意識に影響を及ぼす要因分析
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7 の推進に与える影響は小さいことが分かる。Mounceら17)はone-way型のEVシェアリングが未来都市交通システムの重要な構成になる可能性を検証するとともに、共用自動運転車両の将来役割も検討した。その結果、one-way型のEVシェアリングのメリットは、①自家用車からの利用転換、②都市大気環境の改善、③公共交通機関の連携促進、④駐車場問題の改善であることや、こういったシェアリングシステムを普及させる方策として、環境改善ゾーンの設置、都市への自動車流入抑制が挙げられた結果が分かる。 2-2 EV市場に関する最新動向 EV・PHEVの国別比較結果(2018年時点)を図 2-1に示す18)。 図 2-1 EV・PHEVの国別比較結果(2018年時点) 17) Mounce, R. and Nelson, J.D. On the potential for one-way electric vehicle car-sharing in future mobility systems, Transportation Research Part A, Vol. 120, 17-30, 2019. 18) GoGoEVのHP,https://ev.gogo.gs/news/detail/1552879075/ ○2018年の販売台数のTOP3は、中国、米国、ノルウェーの順となっている〇ノルウェーは2025年までに全ての販売する自動車のゼロエミッション化を目指すため、割合が最も高い。北欧諸国では、いずれも乗用車販売におけるEV・PHEVの割合が高く、自動車のプラグイン化において世界を引っ張っていっている

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