豊田市における自動運転関連技術の社会実装を支援する基礎的研究
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11.はじめに 1-1.研究の背景 豊田市では、2018年12月13日(木)にとよたエコフルタウンで超小型電気自動車による低速無人回送の実証実験が行われるなど、Ha:moの低速無人回送(走行)の実現を見据えた取り組みが始まった。自動運転(AVs)関連技術は過疎地域等における移動手段の確保に資することが期待されている。 しかしながら、実社会への導入に向けた課題は山積している。例えば、低速車両が周辺交通に及ぼす影響や、低速の自動運転車両の活用場面のひとつと想定される中山間地での活用可能性など、検証すべきことが多い。 1-2.研究の目的 本研究では、豊田市で進められている低速無人走行の実現を見据えた取り組みを支援すること、および、低速無人走行等の自動運転関連技術が期待されている中山間地等における自動運転車に対応した道路空間※の必要整備量(距離)の評価等を行うことを目的とする。 ※自動運転車に対応した道路空間:3Dマップ、磁気マーカー、通信インフラ等の自動運転車の走行に必要となる設備が整備された道路空間を指す。

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