豊田市における自動運転関連技術の社会実装を支援する基礎的研究
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184.中山間地における住民の活動実態を踏まえたAVs等による移動手段確保方策の検討 4-1.足助地区・旭地区住民調査(名古屋大学等が実施) ここでは、豊田市足助地区・旭地区の住民を対象に、超小型EVの普及可能性等を把握するために名古屋大学等が実施したアンケート調査結果を用いて同地区における移動実態を把握する。特に、AVs等によって代替することが可能と考えられる送迎の実態に着目した分析を行う。 4-1-1.調査の概要 対象地域は、豊田市足助地区、旭地区。調査時期は、2018年の年末から2019年の年始にかけて実施された。配布数は両地区合わせて1,050部(人口比を踏まえて足助地区に750、旭地区に300配布)である。以降では、名古屋大学から受領したデータに含まれる551件のデータを用いて分析を行う。 4-1-2.回答者の属性 回答者の属性をみると、全体の6割が65歳以上の高齢者である。50歳代まで含めると9割を占める。運転免許保有と運転の状況をみると、9割が運転免許を持ち運転している。 以降では、「運転免許を持って、運転している」人を「運転している人」、「免許を持っているが全く運転していない」「以前、免許を持っていたが返納した」「運転免許を持ったことがない」人を「運転していない人」として分析を行う。 20歳代1%30歳代3%40歳代4%50歳代14%60-64歳14%65-70歳39%71-75歳11%76-80歳7%81-85歳4%不明3% 運転免許を持ったことがない5%以前,免許を持っていたが返納した2%免許を持っているが,全く運転していない1%運転免許を持って,運転している90%不明2% 図4-1 回答者の属性(左:年齢構成、右:免許保有・運転実態)

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