豊田市における自動運転関連技術の社会実装を支援する基礎的研究
16/43

10(4)先行車との車間距離 先の分析では、区間1では停止時間や比較的低速で走行している時間が⾧いことを確認したが、それぞれの状態における先行車との車間距離を確認する。車間距離が一定の値に収まっていれば、低速自動運転車が先行車において行かれている状況ではなく、交通流に乗っているとみなすことができる。 分析の結果を図3-6に示す。低速自動運転車の走行速度が7km/h以上ではほとんど先行車がいない状態であることがわかる。つまり、低速自動運転車が先行車に置いていかれている状態であるといえる。 一方、区間1では走行速度が遅いこともあり、6km/hでも先行車が存在する状態の割合が比較的大きい。 0%2%4%6%8%10%12%14%2345678910111213141516171819202122232425時間構成比先行車両までの距離(m)区間1区間2区間3全体0%2%4%6%8%10%12%14%2345678910111213141516171819202122232425時間構成比先行車両までの距離(m)区間1区間2区間3全体0%2%4%6%8%10%12%14%2345678910111213141516171819202122232425時間構成比先行車両までの距離(m)区間1区間2区間3全体0%2%4%6%8%10%12%14%2345678910111213141516171819202122232425時間構成比先行車両までの距離(m)区間1区間2区間3全体停止中6km/h以下7-12km/h13km/h以上※車間距離には±0.5m程度の誤差が含まれる前方信号の先づまり等により交通流全体が低速の状態か? 図3-6 低速自動運転車走行速度別の先行車との車間距離

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る