豊田市における自動運転関連技術の社会実装を支援する基礎的研究
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9(3)低速自動運転車の走行速度 低速自動運転車の走行状況を確認するため、車両の走行速度別の走行時間の分析を行った。データに記録されていた試験走行時の全走行時間は143分であった。そのうちの3割は停止(速度=0km/h)時間であった。 区間1において停止時間や、6km/h以下の徐行速度や、7-12km/hの比較的低速で走行する時間の割合が大きい。区間1は信号密度が高く、交通量も比較的多い区間であるため、これらが影響しているために、比較的低速での走行となっている可能性がある。 つまり、信号停止や前方信号の先づまり等によって、交通流全体が低速走行しているため低速自動運転車両の影響が小さい可能性がある。 表 3-2 区間別走行速度別時間 走行時間区間総時間停止時間全体うち6km/h以下うち7-12km/hうち13km/h以上(分)(%)(分)(%)(分)(%)(分)(%)※(分)(%)※(分)(%)※155.3100%24.043%31.457%3.812%9.029%18.659%245.9100%9.922%36.078%2.26%6.919%27.075%342.2100%8.721%33.579%1.75%7.522%24.372%全体143.4100%42.530%100.970%7.78%23.423%69.869%※走行時間全体に対する構成比

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