63-3.分析に使用するデータ 低速自動運転車の試験走行中に、車両の各種センサーから取得したデータを用いる。具体的には、LiDAR(Light Detection And Ranging:ライダー)が0.1秒に1回計測している自車位置から周辺にある物体(先行車両、後続車両、道路付属物、沿道建築物等)との距離、CAN(Controller Area Network)データから車両の走行速度、車両後方に設置したビデオカメラから車両後部の映像を静止画に加工した画像を取得した。これらのデータは、名古屋大学から提供を受けた。 表 3-1 分析に使用するデータの概要 観測機観測機の概要用途車間距離自動運転車のLiDAR0.3秒ごとに1m単位の前後の車両位置を取得できる前後車両との車間距離先行車との速度差などを把握周辺車両挙動自動運転車のカメラ車両前方と後方に設置されているカメラで周辺車両の挙動を撮影特に後方車両の追越挙動を観測走行速度自動運転車のログ各種解析を行う際の基礎情報 周辺車両への影響を確認するため、後続車の走行挙動や先行車までの車間距離などを分析する。 自動運転車両先行車後続車 図3-1 自動運転中の車列のイメージ
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