42-2.当初研究提案からの実施内容の絞り込み 本研究の企画立案時には、研究の項目として以下の4項目を挙げていた。 ①公道における低速走行車両混入実験【市街地】 ②模擬市街地での低速無人走行車との交錯体験【市街地】 ③AVs等に必要となる環境の整備量と利用可能人口の分析【中山間地】 ④中山間地における住民の生活実態を踏まえた移動手段確保方策の検討【中山間地】 しかし、項目を絞り込むべきとの意見が上がったため、前節で整理した状況を踏まえて実施項目を絞り込むこととした。 その結果、①、および、③(④と一体実施)の項目を実施することとした。 以降では、①公道における低速走行車両混入実験の内容を第3章に、③AVs等に必要となる環境の整備量と利用可能人口の分析の内容を第4章に示す。 表 2-1 当初の検討項目と情勢を踏まえた実施方針 項目概要方針①公道における低速走行車両混入実験【市街地】公道においてコムスを有人で低速走行させ、周辺車両の挙動に与える影響を把握美術館来館者向けの実証実験と合わせて実施する②模擬市街地での低速無人走行車との交錯体験【市街地】交通安全学習センター等で低速無人走行車と人が運転する車両や歩行者が交錯する状況を作り出し、受容性を調査する実施しない③AVs等に必要となる環境の整備量と利用可能人口の分析【中山間地】主に中山間地を対象に、100mメッシュ単位の年齢階層別免許有無別人口を利用し、メッシュから拠点までを結ぶ道路延⾧から、環境整備量を試算する④と統合して実施する④中山間地における住民の生活実態を踏まえた移動手段確保方策の検討【中山間地】高齢化やガソリンスタンドの廃業等により移動手段確保がさらに困難になりかねない中山間地における、移動手段確保の方策を検討する③と統合して実施する(③に統合する)
元のページ ../index.html#10