超高齢社会における社会基盤の在り方に関する研究~高齢者の財務的効率・生きがいに着眼して~
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11 3-2.結果 3-2-1.高齢化率 表3-2に市区町村を基礎単位とした場合の高齢化率を、表3-3に高齢化率別の該当市区町村数を示す。以下では高齢化率について前期高齢と位置づけられる65歳以上と後期高齢と位置付けられる75歳以上に分けて傾向をみる。基礎自治体単位でみると、65歳以上の高齢化率は31.8%、75歳以上では16.8%である。豊田市は20.7%(65歳以上)、8.4%(75歳以上)で、いずれも低率群に属する。 表 3-2 高齢化率(2015年、市区町村単位) 65歳以上(%) 75歳以上(%) μ 31.8 16.8 σ 7.4 5.8 μ-σ 24.4 11.0 μ+σ 39.1 22.6 表 3-3 高齢化率別の該当市区町村数(2015年) 65歳以上 75歳以上 μ-σ未満 低率群 251 245 μ-σ~μ+σ 中率群 1233 1253 μ+σ以上 高率群 253 239 図3-1、3-2は基礎自治体の種別別高齢化率を示している。規模の大きい自治体では高率群が無い、もしくは極めて少なく、多くが「町」もしくは「村」となっていることがわかる。また、65歳以上、75歳以上での傾向の違いはほとんど見られない。以上より、以降の分析は、65歳以上のデータのみで整理する。

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