超高齢社会における社会基盤の在り方に関する研究~高齢者の財務的効率・生きがいに着眼して~
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9 に政策的妥協点を見出すかといった観点からの成果が重要である。それは、政策の経済性、頑健性、複眼性(多角的視点)を踏まえた、ある種の包括的合理性を判断できるような成果が求められると理解する。本研究はこの観点において、高齢者の医療費と就労による所得といった個人の財務的効率に加え、個人の心理的充足感を「生きがい」の概念を交えた包括的な観点での学術的成果の導出に挑戦しようとしている点でも、本研究の特徴があるのではないかと考える。

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