高齢者の「終活」MMツールの考案
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-32- ら返納を当人の自主性に任している状況が推察される。また、参加者との会話の中で「息子・娘から返納を強く言われることはなく自分のタイミングで返納していいといわれている」という発言も複数あった。 図3-30 誰に言われたら免許返納を考えるか 近年多発している高齢ドライバーが加害者となる交通事故の報道により、意識や行動に変化はあったかをたずねた結果を図3-31に示す。この設問では当てはまるものすべてを選択してもらった。 図3-31 高齢者の交通事故報道による変化 自動車の運転に関して「(近所では運転するが)遠出を減らすようになった」が回答率66%(29名)で最も多かった。慣れた道で運転することが事故の抑制になると考え、補償運転に努めている人が多いことがうかがえる。他の選択肢はいずれも回答率0%20%40%60%80%100%一人暮らし(n=2)夫婦(n=8)親子(n=8)三世代(n=8)全体(n=27)配偶者息子・娘警察自分74379290102030特に変化はないその他運転を減らすようになった返納を考えるようになった・家族から話をされた衝突などを防ぐ機能の車に買い替えた遠出を減らすようになったn=44 (人)

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