高齢者の「終活」MMツールの考案
22/46

-16- や羽布町の「ひまわり会」など、おいでんバス終着バス停よりも奥に位置している地区や、沿線から奥まった集落である花沢の「花二会」は、おいでんバスを利用するためにはしもやまバスを乗り継ぐか、あるいは下山支所駐車場でのパークアンドライドや家族の送迎でおいでんバスを利用することになる。 図3-8 バス停(おいでんバス)位置と参加者の自宅位置 (2) しもやまバスのバス停勢圏 しもやまバスのバス停設置の基本ルールは「バス停間が300m以上離れていること」と運営協議会が定めている。そこで、参加者の自宅がしもやまバスのバス停から300m圏内にどの程度あるか把握するために、google mapsのルート検索機能を利用して参加者のしもやまバスの最寄りバス停までの直線距離と実距離を測定した。図3-9に、しもやまバスのバス停が自宅から300m以内にある参加者の割合を示す。 花二会以外は70%以上の参加者が自宅から300m以内にしもやまバスのバス停が存在する。すみれ会、はなし会は100%である。自宅前がバス停になっている参加者もおり、100m以内にバス停がある人は全体で21人(36.8%)であった。一方、花二会は自宅から300m以内にバス停が無い人が66.7%であった。なお、バス停まで最も離れている人は630m、次いで566mであった。また表3-6から、我まま会とその他の参加者(サロンに所属していない参加者)には、直線距離ではバス停圏300m以内であるが実距離では300m以内に入っていない参加者もいることが分かる。 図3-10に参加者の自宅からバス停までの直線距離と実距離のグラフを示す。直線距離は380mだが実際の距離は600m近くある人(ア)や、直線距離では150m程度だが実距離は380m程ある人(イ)など、直線距離と実距離の差が大きい人がいるこバス停(おいでんバス) 参加者自宅 はなし会 花二会 友友クラブ すみれ会 ひまわり会 我まま会 国道301号

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る