29 図 5-1 将来都市構造可視化シミュレーションツールの操作画面 5-2.将来都市構造可視化シミュレーションツールを用いたコンパクトシティの検討 5-2-1.シナリオの設定 本研究では、2040年を目標年に設定した上で、土地区画整理事業への人口集約と公共交通周辺の人口維持の2つのルールを設定し、シナリオを作成する。 (1)土地区画整理事業への人口集約 1つ目のルールは土地区画整理事業の施行している地域の人口増加を考慮し、その範囲の目標人口を各用途地域の平均人口密度とするルールを設定している。 2018年時点で施行中である豊田市の土地区画整理事業を図 5-2、豊田市の用途地域と用途地域別平均人口密度を図 5-3に示す。なお、用途地域別平均人口密度は100mメッシュから算出した値であり、実際とは異なっている。 土地区画整理事業とは、道路、公園、河川等の公共施設を整備・改善し、土地の区画を整え宅地の利用の増進を図る事業であり、豊田市で現在施工中の土地区画整理事業の内、最も広い地区は浄水特定土地区画整理事業の155haであり、最も小さい地区は大林本畑土地区画整理事業の1.8haである。 目標人口年を設定土地区画整理事業への人口集約公共交通への人口集約拠点・核への人口集約目標人口年を選択目標人口年の年齢区分別人口が表示公共交通の人口集約として、範囲と目標人口数を設定する土地区画整理事業内の人口集約として、目標人口数を設定する拠点への人口集約として、目標人口数を設定するシート1 シート2 シート3 シート4
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