次世代自動車のCO2 排出量算定における ビッグデータの活用に関する検討~ 車検証データに基づく自動車走行距離の推計 ~
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24え0kmに戻ることが原因であると推測された。図 4-3に、A法とB法で利用する個別統計データの違いのイメージを示す。B法では新旧走行距離表示値どちらかの欠損値を含むデータや年間走行距離が負になる異常値を除外することができるため、より正確な走行距離が推計できたと考えられる。また、高いサンプル率であることも信頼性の高い値が得られることの裏付けであると考えられる。 以上から、本研究では、新たな走行距離推計手法としてB法を用いることを提案する。 0km10万km30万km50万km70万km90万km0km10万km30万km50万km70万km90万km旧走行距離指示値(新)走行距離指示値合計合計A法(新)A法(旧)欠損値を含むデータを除外年間走行距離が負になる異常値を除外B法 図 4-3 A法とB法における個別統計データの違いのイメージ

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