次世代自動車のCO2 排出量算定における ビッグデータの活用に関する検討~ 車検証データに基づく自動車走行距離の推計 ~
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13表 3-4 (旧)走行距離計表示値階級の設定例 範囲(km)代表値(km)01未満011~1,00050021,001~2,0001,50032,001~3,0002,50043,001~4,0003,50054,001~5,0004,50065,001~6,0005,50076,001~7,0006,50087,001~8,0007,50098,001~9,0008,500109,001~10,0009,5001110,001~11,00010,5001211,001~12,00011,5001312,001~13,00012,5001413,001~14,00013,5001514,001~15,00014,500:::(旧)走行距離計表示値k1,k2 B法は、異常値と考えられるデータを除外できるため、より正確な値が推計できる方法であるといえる。一方で、算出方法が複雑であるといったデメリットや、1つの車種グループjに対して、必要な保有台数データの数は階級数の2乗(新旧走行距離計表示値についてのマトリクスが必要)となり、A法に比べてデータ提供料金が高額になるというデメリットもある。ただし、新旧走行距離計表示値を何km刻みの階級に分割するかによって階級数が変動し、個別統計データのデータ量及びデータ提供料金が異なる。 なお、A法及びB法を用いて推計した年間平均走行距離の検証は、次章で行うこととする。

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