地区内道路の課題に関する基礎研究 ~ 歩行者保護に資する対策の検討 ~
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-18- 4 実証実験の実施と評価 4-1 実験の実施計画 (1)実証実験の目的 • 無信号横断歩道での停止行動(歩行者優先)に対して、謝意を表するプレートを路側で掲示しながら、停止したドライバーに会釈する等「能動的」に立哨活動を実施することの効果を検証する。 • 全市展開し地域住民や企業の立哨活動での実行に向けた検討の基礎資料とする。 • 想定する効果(仮説として) ‣ 能動的な立哨活動は、通常の立哨活動よりも歩行者保護運転の促進において効果的である(停止率の向上と事後の継続)。 ‣ 少人数での立哨活動でも、ドライバーにメッセージを伝えることで効果が得られれば、効率的な立哨活動につながる。 (2)実験の内容と方法 1) 実験の実施場所の選定 • 対象横断歩道の選定の考え方 ‣ 自動車交通量および歩行者(横断)交通量ともに比較的多い場所 ‣ 渋滞等により横断歩道が車列で塞がれるなどによって、交通流が歩行者優先行動に影響を与えない場所 ‣ 歩行者の存在に気付きやすく、またメッセージプレートを提示しやすい(ドライバーから見えやすい)場所 • 中心市街地内の無信号横断歩道数カ所を検討した結果、愛知環状鉄道新豊田駅南側(市道公園線)の横断歩道を実施場所とした。

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