豊田市におけるバス機能を考慮した 新たなバス評価指標の提案
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平成30年度 自主研究概要 報告者:福本雅之 研究分野 1暮らしを支える交通、2.都市空間を創出する交通、3.交通の安全・安心 業務類型 1.調査、2解析、3.政策検討、4.その他 研究題目または 報告書タイトル 豊田市におけるバス機能を考慮した新たなバス評価指標の提案 研究の背景・内容 • 豊田市においては基幹バス・地域バスを対象とした公共交通評価の仕組みがあり、①収支率、②沿線人口あたり利用者数(地域バスは高齢者人口あたり利用者数)の2つの定量評価指標によって評価を行っている。 • しかしながら、広大な市域を抱える豊田市においては、一口に基幹バスと言っても、人口集中地区を走行するものから中山間過疎地域を走行するものまで、路線の状況が全く異なり、同一の評価指標で評価を行うことに無理がある。 • 平成28年度にはおいでんバスにICカードが導入されたため、今まで把握が困難であったODデータの分析が容易となっており、収支率・利用率以外の評価指標を構築することが可能な状況となっている。 • ドライバー不足から名鉄バスの2路線の撤退が予定されており、基幹バスネットワークの効率化が求められる中で、現在のバス利用の状況を定量的に把握する必要性も高まっている。 • 平成32年度に次の公共交通評価が行われる予定であるため、それに反映させることを目指して、バス機能を考慮した新たなバス評価指標の提案を行う。 研究結果・ 得られた知見等 • ICカードデータを用いて以下の可視化を行った。 • 便別・区間別の通過人員をグラフにより可視化することで、非効率な運行となっている区間や便を特定し、路線やダイヤの見直しの基礎資料となるデータの整理方法を検討した • 具体的な路線再編に活用することを想定し、集計方法、結果の見方を提示した 研究成果 社会への貢献、 報告、技術的特徴等 *予定含む • ICカードデータから利用者OD、利用状況を可視化することにより、バスネットワークの見直しに活用することが可能となった 所内の担当者氏名・ 担当者 福本雅之 加藤秀樹 協力先名 豊田市交通政策課 株式会社ユニトランド 株式会社ユニリタ 問題点・課題・今後の研究予定・その他 本研究で得られた知見を踏まえ、今後予定されている豊田市のバス評価の改善提案を行うことが求められる 関連論文(H30年度) (当年報掲載ページ) -

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