豊田市におけるバス機能を考慮した 新たなバス評価指標の提案
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15 4.まとめ ICカードログデータを活用することで、1)通過人員を把握することで、利用者が大きく落ち込む地点を把握した上で、2)便別の直通利用の状況を把握することで、中心部と周辺部にまたがる利用が少ない時間帯を特定することが容易であることがわかった。 これによって、利用者の利便性に悪影響が出ないように留意しつつ、路線を分断し、フィーダー路線との接続に切り替えるなどの路線再編案を検討することが容易となると言える。 豊田市においては、特に旧豊田市と旧郡部を結ぶ基幹バス路線において、利用状況が途中で大きく変化する。このため、旧郡部においては地域バスを活用し、交通結節点で基幹バスと接続させるなどの路線再編を今後は検討する余地があると考えられる。 謝辞 本研究の実施にあたっては、豊田市交通政策課、株式会社ユニトランド、株式会社ユニリタの多大なるご協力を賜った。ここに記して謝意を表する。

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