豊田市におけるバス機能を考慮した 新たなバス評価指標の提案
13/28

13 全体の利用者数の8割以上が旧豊田市内での利用となっているが、旧郡部を発地とする利用のうち、95.4%が旧豊田市を着地とする利用となっている。特に定期利用では、旧郡部を発地とする利用の99.8%が旧豊田市を着地とする利用となっていることから、旧郡部と旧豊田市の区間を直通する利用は多く、路線を分断することは困難であることが窺える。 表3 地区間OD表(年間利用者数) 全利用者 旧郡部 旧豊田市 計 旧郡部 246 5,139 5,385 (割合) (4.6%) (95.4%) 旧豊田市 3,968 39,587 43,555 (割合) (9.1%) (90.9%) 計 4,214 44,726 48,940 (割合) (8.6%) (91.4%) 定期外利用者 旧郡部 旧豊田市 計 旧郡部 240 1,157 1,397 (割合) (17.2%) (82.8%) 旧豊田市 1,181 14,697 15,878 (割合) (7.4%) (92.6%) 計 1,421 15,854 17,275 (割合) (8.2%) (91.8%) 定期利用者 旧郡部 旧豊田市 計 旧郡部 6 3,982 3,988 (割合) (0.2%) (99.8%) 旧豊田市 2,787 24,890 27,677 (割合) (10.1%) (89.9%) 計 2,793 28,872 31,665 (割合) (8.8%) (91.2%) 次に、便別で旧豊田市と旧郡部を直通する利用者がどの程度いるかを把握した結果を表4に示す。 上り便については、3便目(7:25発)までは1便あたり2人以上の直通利用者が存在するが、それ以後は直通する利用者が1便あたり1人に満たない便がほとんどである。 下り便については、7~10便では直通利用が1便あたり2人以上存在しているが、それ以外の時間帯では直通利用は少ないことが分かる。 このことから、朝夕の通勤通学時間帯を除き、直通運行を維持する必要性は低いことが窺える。

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る