豊田市の高齢運転者の事故特徴を踏まえた事故対策に関する検討
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31 項目名 頁 対策内容 視点 高齢者交通安全防犯世帯訪問事業 17 運転回数が少ない高齢者と対象に、家庭訪問により高齢者の交通事故実態に応じた具体的な個別指導の実施 人 反射材等交通安全用品の普及や運転免許証自主返納制度等の周知 人 高齢者運転技術講習会の実施 17 高齢運転者の受講機会の拡大 人 高齢運転者の自発的な受講の促進 人 講習内容及び方法の充実 人 高齢者交通安全アドバイザー研修会の実施 17 参加者等が地域及び家庭における交通安全活動の主導的役割を果たすことができるよう指導・援助の実施 人 高齢者交通事故現場移動講習会の実施 17 人身事故が多く発生している交差点における交通事故の発生状況や防止策、交差点の特徴等の解説の実施 人 運転免許証自主返納への働きかけ 22 市民会議の加盟団体等に呼びかけ、市内のサポート企業を増やす取組の推進 環境 高齢者等が運転免許証を返納しやすい環境の整備 環境 高齢者先進安全自動車購入費補助制度の運用 22 「高齢者先進安全自動車購入費補助制度(平成28年度~平成29年度)」を創設・活用し、自動ブレーキ等が装備された先進安全自動車への乗り換えの促進の推進 車 高齢者を交通事故から守る日等による普及啓発 22 運転者の思いやり意識の浸透を図るための啓発活動等の積極的な展開 人 庁内関係部署との連携 22 高齢者施策を推進する関係部署で構成するワーキングを立ち上げ、介護、医療、保健、福祉等とも連携した交通安全対策の推進 環境 先進安全自動車の普及促進 26 「高齢者先進安全自動車購入費補助制度(平成28年度~平成29年度)」を創設・活用し、自動ブレーキ等が装備された、より安全な自動車への乗り換え促進の実施 車 高齢者の交通事故防止に関する調査研究の推進 27 高齢運転者の交通行動特性を踏まえつつ、新たな先進技術を活用した効果的な交通事故防止対策の立案に関する調査研究の推進 人 そして、テキストマイニングの手法を全国、愛知県、豊田市の安全基本計画から抽出したそれぞれの事故対策に適用した2次元マップの結果を図 5-1に、図 5-2に、図 5-3に示す。ここで、2次元マップは、文章中に単語の出現傾向を全体的に俯瞰するためのもので、「近くにある単語同士は同じ場所で出てくる傾向が強い」ということを意味する。これらの結果から、全国・愛知県と比較して、豊田市における高齢運転者を対象とした交通事故対策が大きく異なることが分かる。一方で、全国、愛知県の交通安全計画と比較して、豊田市の交通安全計画においては、高齢運転者と対象とした事故対策では実施対象や実施内容がより明確である。また、表 5-1、表 5-2、表 5-3が示した内容の比較を通じて、豊田市にとって、全国・愛知県の事故対策から参考となる内容は次の通りである。 〇【普及啓発活動の推進】高齢者マークを取り付けた自動車への保護意識の向上 〇【高齢運転者標識の活用】高齢者マークの積極的な使用の促進

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