26 表 4-4 分析用変数の基礎集計結果 変数名称 平均値 標準偏差 最大値 最小値 事故件数(高齢運転者) 1.35 2.39 18.00 0.00 事故件数(非高齢運転者) 7.24 11.73 105.00 0.00 道路総延長 125.24 74.22 341.12 2.65 広幅員道路延長 34.85 25.23 144.48 0.00 狭幅員道路延長 90.39 61.66 269.69 0.00 交差点総数 20.46 18.27 98.00 1.00 狭狭交差点数 1.02 2.04 19.00 0.00 広広交差点数 6.51 6.95 44.00 0.00 狭広交差点数 12.94 12.93 70.00 0.00 平均交差点次数 3.18 0.17 4.00 3.00 道路方向ent 0.85 0.11 0.98 0.24 総人口数 417.17 571.17 2631.00 0.00 高齢化率 0.21 0.15 0.87 0.00 従業者数 15.34 47.61 630.00 0.00 住宅系用途地域割合 0.14 0.27 1.00 0.00 商業系用途地域割合 0.01 0.07 0.92 0.00 工業系用途地域割合 0.06 0.19 1.00 0.00 4-4 推定結果 本章では、高齢運転者・非高齢運転者について、500mメッシュを対象単位とした分析用データに負の二項回帰モデルを適用し、その結果を表 4-5に示す。なお、説明変数を選定するにあたり、変数間の多重共線性も考慮した。この結果から、下記のことが読み取れる。 〇従業者、総道路延長、狭広交差点数、平均次数、工業系用途地域割合は二つのモデルにおいて、事故件数に正の影響を及ぼす。 〇商業系用途地域割合は、全てのモデルにおいて、事故件数に負の影響を及ぼす。 〇総人口は、高齢運転者の事故件数に正の影響を及ぼすが、値が非常に小さい。 表 4-5 モデルの推定結果 説明変数 高齢運転者 非高齢運転者 推定値 標準偏差 p値 有意性 推定値 標準偏差 p値 有意性 定数項 -8.594 1.173 0.000 *** -6.082 1.066 0.000 *** 総人口 0.000 0.000 0.004 ** 0.000 0.000 0.113 従業者 0.004 0.001 0.000 *** 0.007 0.001 0.000 *** 高齢者人口割合 0.644 0.379 0.089 -0.260 0.316 0.411 道路総延長 0.005 0.001 0.000 *** 0.008 0.001 0.000 *** 広広交差点数 0.032 0.021 0.126 0.044 0.023 0.063 狭広交差点数 0.054 0.009 0.000 *** 0.067 0.010 0.000 *** 平均次数 1.980 0.315 0.000 *** 1.857 0.297 0.000 *** 道路方向ent 0.745 0.443 0.093 -0.079 0.407 0.845 商業系用途地域割合 -1.299 0.552 0.019 * -1.929 0.706 0.006 ** 工業系用途地域割合 0.997 0.209 0.000 *** 1.700 0.209 0.000 *** AIC 2531.4 5022.4 注:*、**、***:それぞれ5%、1%、0.1%水準で有意
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