21 表 4-1 道路網データにおけるリンク種別区分 コード リンク種別 コード リンク種別 1 本線(上下線非分離)リンク 6 本線と同一路線の側道リンク 2 本線(上下線分離)リンク 7 SA等側線リンク 3 連結路(本線間の渡り線)リンク 8 自転車道等リンク 4 交差点内リンク 9 本線側道接続リンク 5 連結路(ランプ)リンク 0 未調査 2)交差点の数・次数 図 4-1が示すように、同じ道路区間が2つのリンクにより表現されることで、結合点(ノード)も実際の交差点数と異なる。そこで、以下の手順で、1つの交差点内の複数のノードを結合するように処理した。ここで、交差点で交差する道路の本数を「次数」と定義する。 .次数が1または2であるノードの除外 図 4-1(a)の①は道路のカーブなどにより、道路区間が切れている部分に位置するノードである。本章では、ノードごとに接続しているリンクの本数(次数)を計算する。そして、該当するノードは、実際の交差点ではないため、交差点対象から除外する。 2.上下分離リンクの接続ノードの統合と次数の確定 図 4-1(a)の②は、上下分離リンクをつなげるため、作成されたノードである。実際に、これは1つの交差点が複数のノードで表現されていることである。そこで、以下のような手順に従い、交差点の数と次数を決める。また、図 4-1(a)の③のように、中央分離帯により、左折又は右折しかできない交差点は、交差点次数を3とする。 ステップ1:リンク種別4の交差点内リンクから1mのバッファーを発生させ、ポリゴンに固有番号を付与する(ポリゴン番号1、ポリゴン番号2)。 ステップ2:つながっているポリゴンの重心を1つの交差点と定義する。 ステップ3:ノードに交差点固有番号を付与する。 ステップ4:ノードから1mバッファーを発生させ、交差するリンクの本数を交差点別に集計する。その際に、リンク種別4の交差点内リンクが含まれるなら、種別2の本線(上下線分離)リンクを0.5とカウントし、種別4の交差点内リンクをカウントしない。 (a) ステップ1 (b) ステップ2
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