6 〇抽出結果 高齢運転者による事故件数では、豊田市が1,474件(全体9,931件の14.8%)、全国が480,000件(全体2,711,140件の17.7%)、愛知県が34,009件(全体220,115件の15.5%)である。 〇分析に使用した交通事故データ項目及び分析方法 本章では、事故内容、事故類型、発生月、発生時、昼夜、曜日、天候、路面状態、道路形状、車道幅員、運転車種等について、豊田市の高齢者事故では、構成比が高い属性値を把握する。そして、全国、愛知県と比較した特徴について、属性値の構成比が顕著に高いもの(1.2倍以上)を把握する。なお、愛知県豊田警察署から入手した交通事故データ項目はITARDAからダウンロードしたものと比較して、交通事故データ項目で属性値の構成が異なる場合は、当研究所の先行研究成果を参考し、二種類の交通事故データを同様な方法で集約した。 分析結果は次節のように整理する。その中で、豊田市では構成比が高い属性値を赤い丸(〇)で、全国・愛知県と比較した構成比が1.2倍以上の属性値を青い枠(□)で示す。 2-2 分析結果 高齢運転者による交通事故の事故内容の結果を図 2-2に示す。 図 2-2 事故内容 事故内容○軽傷事故(94.5%)が最も高く、次いで、重傷事故(4.1%)も高くなっている○比較結果では、死亡事故の構成比(1.4%)では、全国(0.9%)の1.5倍、愛知県(0.6%)の2.3倍。重傷事故(4.1%)では、愛知県(2.6%)の1.6倍0.000.100.200.300.400.500.600.700.800.901.00死亡事故重傷事故軽傷事故構成比全国愛知県豊田市
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