34 4-3-2 大規模都市(政令指定市・中核市・特例市・東京都特別区) 大規模都市について、表 4-10に事故件数の推定モデル、表 4-11に死者数の推定モデルを示す。また、図 4-3及び図 4-4は、本モデルを使用した推定値と実測値の関係を示した散布図とヒストグラムである。推定に使用しているモデルの指標数等も考慮すると、大規模都市においては、事故件数、死亡者数にいずれの推定においても、重回帰モデルの精度が比較的良好であることがわかる。重回帰モデルは、事故件数推定モデル、死者数推定モデルいずれも調整済み決定係数が0.8以上であり、散布図からも外れ値のような都市も見当たらないなど、交通安全力の推定において有用なモデルとなりうる可能性が高い。 表 4-10 事故件数推定モデル ***:p<0.001, **:p<0.01, *:p<0.05, ・:p<0.1 表 4-11 死者数推定モデル ***:p<0.001, **:p<0.01, *:p<0.05, ・:p<0.1重回帰ポワソン回帰負の二項回帰推定値推定値推定値定数項-3.61E+02**6.67E+00***6.57E+00***常住地又は従業地・通学地による人口(昼間人口)2.71E-03***2.64E-07***4.97E-07***地方交付税(市町村財政)-2.65E-05***-4.99E-09***-8.51E-09*総面積(北方地域及び竹島を含む)-1.65E-06***-3.74E-06**製造品出荷額等1.71E-08***卸売販売額-9.33E-09***自家用自動車台数:貨物用被けん引車-2.69E-04***事業用自動車台数:乗用普通車1.27E-04***事業用自動車台数:小型二輪車5.79E-03***自家用軽自動車台数:乗用車2.00E-02***1.03E-05***1.19E-05***標本数(自治体数)128調整済み決定係数0.8367--残差逸脱度(residual deviance)-37465131.03AIC-386552004.4重回帰ポワソン回帰負の二項回帰推定値推定値推定値定数項9.54E-01.1.50E+00***1.47E+00***製造品出荷額等5.53E-07*5.00E-08**4.90E-08*卸売販売額-1.43E-08*-1.25E-08利用交通手段:乗合バス3.15E-05**-1.82E-06**-1.75E-06.自家用自動車台数:貨物用被けん引車2.02E-022.40E-03**2.41E-03*事業用自動車台数:小型二輪車-4.74E-03.-5.69E-03自家用軽自動車台数:貨物バン6.44E-04***5.46E-05***5.66E-05***標本数(自治体数)128調整済み決定係数0.8088--残差逸脱度(residual deviance)-200.7139.69AIC-708.34697.61
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