交通安全に係るビッグデータを活用するためのデータプラットフォーム構築の試み
37/110

31 4-3 推定結果 4-3-1 データの特性 図 4-2は地域別事故件数・死者数の分布を示す。都市規模が小さくなるほど、少ない件数、死者数に多くの自治体が偏る傾向が見て取れる。 表 4-9は交通事故件数および死者数と説明変数間の単相関の結果を示す。網掛けは特に単相関の低い指標を示しているが、死亡者数、特に町、村多くの指標が該当していることがわかる。地域間の平均をみると、事故件数では「常住地又は従業地・通学地による人口(昼間人口)」(0.815)、死亡者数では「自家用軽自動車台数:貨物バン」(0.541)との相関係数が最も高い。 以上から、キー指標として、相関係数の平均値が最も高かった、事故件数では「常住地又は従業地・通学地による人口(昼間人口)」、死亡者数では「自家用軽自動車台数:貨物バン」を選定した。

元のページ  ../index.html#37

このブックを見る