26 表 4-6 国勢調査の調査項目(2015年調査) (1) 氏名、(2) 男女の別、(3) 出生の年月、(4) 世帯主との続き柄、(5) 配偶の関係、(6) 国籍、(7) 現住居での居住期間、(8) 5年前の住居の所在地、(9) 就業状態、(10) 所属の事業所の名称及び事業の種類、(11) 仕事の種類、(12) 従業上の地位、(13) 従業地又は通学地 (※2010年は上記の他、在学、卒業等の教育状況、従業地又は通学地までの利用交通手段を調査) 世帯に関する事項 (1) 世帯の種類、(2) 世帯員の数、(3) 住居の種類、(4) 住宅の建て方 (※2010年は上記の他、住宅の床面積を調査) (6)道路交通センサス(国土交通省道路局) 道路交通センサスは、全国の道路と道路利用の実態を捉え、将来の道路整備の方向を明らかにするため、全国の道路状況、交通量、旅行速度、自動車運行の出発地・目的地、運行目的等を調査するものある。 道路交通センサスは、昭和3年度に道路改良会が実施した「全国交通調査」に端を発し、昭和55年度以降は概ね5年に1回の割合で実施している。道路交通センサスの調査内容は、交通量・旅行速度などの実測を行う「一般交通量調査」、アンケート調査等により地域間の自動車の動きを把握する「自動車起終点調査」に大別される。 「一般交通量調査」は、高速道路、一般国道、都道府県道、一部の指定市の一般市道を対象として、道路の幅員構成や整備状況を調査する「道路状況調査」と、自動車・二輪車・歩行者の交通量を観測する「交通量調査」、自動車で実走して速度を測定する「旅行速度調査」の3つの調査を実施する。このうち、「交通量調査」と「旅行速度調査」については、平日は全箇所を対象に1日ずつ調査を行うが、休日は全箇所を対象とせず、休日交通量が卓越した区間を道路管理者が選定し、調査を実施する。 「自動車起終点調査」は、路上やフェリーで行き来する自動車の運転者の方に協力依頼をするアンケート調査(路側OD調査)と、自動車保有者の中から無作為に選定された方に協力依頼をするアンケート調査(オーナーインタビューOD調査)を実施する。路側OD調査については平日の1日、オーナーインタビューOD調査については平日・休日のそれぞれ1日を対象に車の使い方(いつ・どこからどこへ、など)をアンケート形式で調査する。 一般交通量調査の箇所別基本表では、整理された各区間に市区町村コードが振られていることから、市町村別でのデータ集計が可能ではあるが、上述のように高速道路、一般国道、都道府県道、一部の指定市の一般市道のみを対象としていることから、特に地方であるほどデータの代表性に課題が生じやすいことが想定される。
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