⾼齢運転者を対象とした後付け型ADASの多様な効果に関する研究
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83(7)まとめ • ⾼齢運転者の運転に対して実践していることで最も多いのは「安全運転の呼びかけ」で半数程度、次いで多いのは「必要最低限以外の運転は控えるよう呼びかけ」が約3割である。呼びかけは実践しやすい取り組みと⾔える。 • ⾼齢運転者が運転することに対する意識は「必要最低限の運転以外は控えて欲しい」と考える割合が最も多く6割弱である。「運転を中⽌して欲しい」と考える割合は2割弱である。「運転時認知障害早期発⾒チェックリスト」から抜粋した10項⽬のうち該当する項⽬数別に⾒ると3個以上に該当する⼈で「運転して欲しい」と考える割合が極端に少ない • 費⽤を負担しても後付けADASを「利⽤させたい」と回答する割合が3割程度であり、「利⽤を提案する」割合は2割程度である。チェックリスト該当項⽬数が3個以上該当する⼈は「利⽤させたい」の割合が5割を超える • 後付けADASが備える機能として希望するものは、サポカーの機能やドラレコの機能出が多い • 後付けADASを選ぶ際に重視する項⽬は、価格が最も多く、次いで規格への適合状況、⾏政機関による性能の評価結果、くちコミ、メーカーによる評価結果が同程度で多い • 安全運転⽀援機器の利⽤を提案する⼈別の想定される反応は、喜んで受け⼊れる・受け⼊れるの割合が最も⼤きいのは「本⼈の⼦」、次いで「医師や看護師」「講習や検査の担当者」「本⼈の孫」が多い

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