523-5-2.実証実験参加者に対する意識調査結果のまとめ • サポカーへの買い替え意向を持たない⼈が半数以上を占める。買い替え意向を持つ⼈は35%いるが、その⼤部分が「機会があれば」という漠然とした希望である。 • 実験で使⽤した後付けADASに対する意⾒では、警報により差はあるが3から5割の⼈が「運転に役⽴った経験がある」と回答している。 • 「警報を無視」することや「気を取られる」などの問題点を指摘する⼈は4割程度存在するが、「事故削減に効果」や「注意促進に役⽴つ」などのメリットを指摘する⼈も7割程度存在する。 • このことより、⾼齢運転者においても、後付警報器の問題点(しかし重⼤な問題ではない)を指摘する⼈の存在は⼀定数認められるが、それを上回る⼈がメリットを指摘していると⾔える。 • 後付けADASが警報を出すことで注意が促される運転内容に対する意識の変化をみると、個々の項⽬に対する変化はほとんどみられない。後付けADASは、個別の運転内容に対する意識の変化にはつながらない可能性がある。 • スマホ端末を使⽤する機種や⾃分で取り付ける機種は、⾼齢運転者に後付けADASを勧めるものとしてふさわしくないと⾔える
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