⾼齢運転者を対象とした後付け型ADASの多様な効果に関する研究
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39(3)後付けADASによる警報回数の変化分析 ここではMEで得られる警報回数のデータを⽤いて、警報による警報回数の変化を分析する。MEは警報を発しない状態で各種データを収集することができる。そのため警報作動前と作動後の変化を分析することができる。 警報作動前後の変化を分析するにあたり、警報作動⽇を基準として期間を区切って分析する。具体的には、作動⽇以前を「期間0」、作動⽇から2週間ごとに「期間1」「期間2」「期間3」として、モニター別に分析を⾏った。全種類の警報回数を対象として分析した結果を図3-15 警報回数に⽰す。 モニターごとに差はあるが3名全てで警報作動前の期間0よりも期間1以降の警報作動回数が減少する傾向が認められる。MEでは⾼齢運転者においても警報作動によって警報が作動するような危険な事象が減少する可能性がある。 a)距離あたり警報回数の推移 b)距離あたり警報回数の指数の推移(期間0=1.0) 図3-15警報回数の推移 1.471.331.221.020.230.140.140.111.240.520.160.150.000.200.400.600.801.001.201.401.600123距離あたり警報回数(回/km)期間ID10ID20ID251.000.900.830.700.610.620.490.420.130.120.000.200.400.600.801.001.200123距離あたり警報回数の指数期間ID10ID20ID25

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