⾼齢運転者を対象とした後付け型ADASの多様な効果に関する研究
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32これらのデータを利⽤して分析を進めるためのデータ処理⽅法を以下に述べる。 図 3-10 分析対象エリア(豊⽥市全域を含む⻑⽅形で囲まれたエリア) デジタル道路地図データのプレ処理を⾏う。 ○マップマッチング対象エリアを⼤メッシュ(49×35)及び⼩メッシュ(4900×3500)に分ける。 トリップデータの抽出・プレ処理を⾏う。 ○プローブデータをもとに、秒間速度の差分により加速度を算出する。 ○算出した加速度を属性値としてプローブデータに追加する。 抽出したトリップデータを⽤いて、通過した⼤メッシュ及び⼩メッシュに含まれるリンク集合を抽出し、候補対象リンク集合とする。 ○⼤メッシュに含まれるリンクを抽出する際、リンク⻑をリンクコストに設定する。 ○⼩メッシュに含まれるリンクを抽出する際、リンク⻑の1/10をリンクコストに設定する。 トリップデータの起点・終点ノードと結ぶVirtualリンクを候補対象リンク集合に追加する。 ○起点・終点ノードがある⼤メッシュに含まれるリンク集合に対して、各リンクの⼀⽅通⾏の道路規制情報を考慮した上、起点・終点ノードから各リンクの接続点と結ぶVirtualリンクを候補対象リンク集合に追加する。 候補対象リンク集合内でダイクストラまたはエースターアルゴリズムを⽤いて、起点ノードと終点ノード間の最短経路を探索する。 ○最短経路探索法によるルートを利⽤経路として特定する。 ○トリップの起点及び終点ノードと結ぶVirtualリンクの修正を⾏う。 特定した⾛⾏経路を⽤いて、各GPS座標との距離が最も近いリンクを求めて、そのリンクの上にGPS座標をマッチングする。 ○接続点付近のGPS座標を含めて全部のGPS座標を最も近いリンクの上にマッチングする。

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