203-1-3.実証実験で取得するデータ 後付けADASの効果を検証するため、運転⾏動の変化と運転意識の変化を取り上げる。これらの検証に必要となるデータを収集するため、⾛⾏データと意識データの2種類を収集する。 (1)⾛⾏データ ⾛⾏データは、MEでは後付けADASから得られるデータを活⽤する。しかし、それ以外の機種では実証実験期間を通してデータが収集できない。そのため、表3-2のように後付けADAS以外に別途⾛⾏ログを記録できる機器を搭載してデータを収集する。 ⾛⾏ログを記録するための機器として、当研究所が過去の事業で購⼊したTECHTOM製の燃費マネージャー(FCM-GPS・MMC ロガーシステム EC15WWF-40、以下、FCM)を使⽤した。これは、市販品に改良を施したものであり、SDカードにより記録データの取り出しが可能となっている。燃費マネージャーで記録するデータを表3-3に⽰す。 表3-2 各機種の⾛⾏データの収集⽅法 使⽤機種 収集⽅法 ME Itrun(Web上で⾞両運⾏状況を確認できるシステム)より⾛⾏ログを取得 警報ログも取得可能 EL ⾞載器のSDカードより取得(ただし記録期間は1週間弱程度) 合わせてエコドライブ評価⽤⾞載器を⽤いて⾛⾏ログを取得 DD エコドライブ評価⽤⾞載器を⽤いて⾛⾏ログを取得 警報ログは取得不可 SS エコドライブ評価⽤⾞載器を⽤いて⾛⾏ログを取得 警報ログは取得不可 表3-3 FCMで測定可能なデータ(⼀部⾞種で測定できないデータもある)
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