193.後付けADAS設置実証実験の実施 3-1.実証実験の企画 3-1-1.実証実験の狙い ⾼齢運転者に対して、果たして後付けADASを設置することで効果が期待できるのかを確認するため、実証実験を⾏う。 そのため、実証実験の参加者は運転免許更新時の⾼齢者講習の対象者である70歳以上の⽅を対象とする。 3-1-2.実証実験で使⽤する機器 第1章で検討した後付けADASを使⽤する。以降では、それぞれの機種について略称を⽤いて表記する。すなわち、モービルアイ:ME、エルピス:EL、ドラドラ:DD、セイフティサイト:SSとする。 各機種で取得できるデータは異なっている。MEではオンラインで⾛⾏ログがサーバにアップロードされ、後⽇ダウンロードできる。その中には、⾛⾏軌跡(位置情報)、⾛⾏速度などのほか、警報の作動状況(⽇時、場所、警報の種類)などが記録されている。 ELではSDカードの容量に記録可能な分(おおよそ1週間弱)のデータが記録される。その中には、ドライブレコーダーの映像のほか、⾛⾏軌跡や種類別の警報回数などが記録されている。 DDとSSは、分析可能な状態ではデータは保存されない。 表3-1 実証実験で使⽤する機器19) 19 各社ホームページ.
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