8(4)本研究で使⽤する機種 ⾃家⽤乗⽤⾞に対して後付けADASを取り付ける際の補助制度を考える上でポイントになると考えられる項⽬(価格、基準適合、設置⽅法、運転評価機能)に着⽬して機種を選定した。 • 価 格:利⽤者の受容性(⽀払い意思額)に関係 • 基準適合:⾏政の機種選定基準、利⽤者の受容性(有⽤性)に関係 • 設置⽅法:⾏政の補助対象⾞両の特定可否に関係 • 運転評価:利⽤者の受容性(有⽤性)評価に関係 選定した機種を表1-3に⽰す。 表1-3 本研究で使⽤する機器とその特徴(その1) 使⽤する後付けADASが発する警報の種類とその作動条件等、各機器の詳細を表1-4に整理する。 表1-4 本研究で使⽤する機器とその特徴(その2) 機種価格性能に影響する可能性基準適合性能に影響設置方法性能に影響する可能性運転評価機能1Mobileye570高ISO(前方車両衝突警報)プロが取り付けあり2elpis中UN-ECE(車線逸脱)プロが取り付けあり3ドラドラ6α低JNCAP(ぶつかり・はみ出し)利用者が取り付けなし4Safety Sight無料(スマホアプリ)なし利用者が取り付けあり 警報の種類 記号機器項目FCW※VB※HMW※LDW※PCW※FVSA※運転評価機能有無○○○○○×○AMobileye 570データ出力(無制限)警報回数警報回数警報回数TTC※警報回数警報回数総合評価点警報作動条件30km/h以下55km/h以上日中50km/h以下機能有無○○○○×○○Belpisデータ出力(制限あり※)警報回数警報回数警報回数警報回数警報回数項目別評価点警報作動条件約30km/h以上約1~30km/h45km/h以上機能有無○××○×○×Cドラドラ6αデータ出力(制限あり※)動画のみ(分析不可)動画のみ(分析不可)動画のみ(分析不可)警報作動条件1~80km/h40~80km/h機能有無××○××○○DSafety Sightデータ出力画面表示のみ?画面表示のみ?画面表示のみ?警報作動条件※備考FCW: Forward Collision Warnning 前方車両衝突警報PCW: Pedestrian Collision Warnning 歩行者衝突警報VB: Virtual Bumper ヴァーチャルバンパー、低速時衝突警報FVSA: Forward Vehicle Start Alart 前方車両発進通知HMW: Headway Monitoring & Warnning 前方車間距離警報TTC: Time To Collision 衝突余裕時間LDW: Lane Departure Warnning 車線逸脱警報データ出力の「制限あり」はSDカード容量がいっぱいになると過去の記録が上書きされることを意味する
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