⾼齢運転者を対象とした後付け型ADASの多様な効果に関する研究
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1057.おわりに 本研究では、⾼齢運転者の交通安全対策の切り札として、後付けADASの効果検証や普及⽅策の検討を⾏った。 ⾼齢運転者に対する後付けADAS体験モニター調査や、体験会・講習会を実施し、後付けADAS設置により⾼齢運転者においても急減速回数が減少することを実地に確認した。 また、後付けADAS利⽤者、⾼齢運転者の近親者、⾼齢運転者の3者に対する意識調査を⾏い、後付けADASに対する意識、効果、問題点、運転に対する意識の変化を把握した。 これらの結果を基に、後付けADASの普及⽅策を検討し、その枠組を⽰した。 今後の課題として、以下のことが挙げられる。 • 後付けADASの⻑期的な効果を検証すること • 後付けADASの機種による評価の違いを検証すること • 後付けADASの普及⽅策の枠組みを、普及⽅策の実施に向けてより具体化すること これらの課題のうち、前の2点については2019年度にも引き続き研究を実施する予定である。

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