都市機能集約と人口変動を考慮したアクセシビリティの観点からの都市構造評価
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34 7-2.今後の課題 本研究では、医療、銀行、買い物という3つの複数の都市機能の利用を考慮したアクセシビリティ評価を行い、アクセシビリティの維持のための施設・公共交通網の重要度を評価した。今後の課題として以下のことが挙げられる。 ① 多様な移動パターンの考慮:医療、銀行、買い物の3つの施設以外の施設を考慮し、ライフサイクルによる様々な移動パターンを考慮することも課題として挙げられる。 ② 複数目的における利便性と住民の移動実態との関係の分析:複数の目的におけるアクセシビリティが住民の交通手段の選択や外出行動にどのように関係しているかを分析することが必要である。 ③ 現実的な公共交通利用パターンの反映:本研究では、実際のダイヤは考慮しなかったため、実際のダイヤを考慮し、時空間を同時に考慮した分析が必要であり、最新のバス路線情報を反映することも課題として挙げられる。

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