26 図 6-3 拠点候補地の立地類型別の分布 With-Without分析による拠点候補地の重要度の評価 (1)拠点候補地別の利用者数 図 6-4は、すべての住民が公共交通または送迎パターンで移動すると仮定した場合に、各拠点候補地を利用する人数を表している。豊田市駅のように公共交通結節点に立地している店舗と都心から遠くに立地している店舗の利用者が多いことが見られる。公共交通結節点は、バスや鉄道でアクセスできるため、利用者が多く、都心から遠い店舗は山村部からの利用者が多く利用するためである。 具体的にみると、豊田市駅の東側に立地している「メグリアセントレ」の利用者が最も多く、多くのバス路線が豊田市駅を中心としてつながっているため、利用者が多い。次に利用者が多い店舗は、若林駅の近くに立地しているドミー若宮店である。それぞれの利用者数は54,845人と50,145であり、大きい差はないが、図 6-5の利用者の交通手段を見ると、ドミー若宮店は、公共交通のみならず、自家用車利用者も多いことが分かる。駐車場の確保や連携駐車場の運用など自家用車で来訪する住民向けの対策も考える必要がある。
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