立地適正化を見据えた豊田市の人口動態に関する基礎的調査研究
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62-2.豊⽥市の都市計画 2-2-1.これまでの都市計画 (1)豊⽥市の総合計画や都市計画マスタープランにおける考え⽅ 1)第7次総合計画(2008年3⽉策定) 豊⽥市では、2005年のいわゆる平成の⼤合併により周辺の豊かな森林を抱えた中⼭間地域の町村を合併して現在の市域となった。合併以後で最初となる2008年3⽉に取りまとめられた第7次総合計画では、広⼤な市域、都市的地域と農⼭村地域の混在という豊⽥市の特性を踏まえ、地域ごとの特性に応じて都市機能及び⽣活機能を集約・⾼度化または集約・維持していく「核」を設定し、それらを公共交通及び道路でネットワーク化することで、少⼦⾼齢社会においても、誰もが安全・安⼼に⾃律した⽣活を遅れるような都市構造への誘導を図っていくことが位置付けられた6)。 2)豊⽥市都市計画マスタープラン(2008年3⽉策定) こうした上位計画のもとで策定された考え⽅は、豊⽥市都市計画マスタープラン(2008年3⽉策定)にも反映された。都市の⾻格構造と⼟地利⽤の基本的な考え⽅として、多核ネットワーク型都市構造を確⽴することが位置付けられた7)。 図2-5 多核ネットワーク型都市構造のイメージ7) 7) 豊⽥市: 豊⽥市の都市計画, 2009.
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