立地適正化を見据えた豊田市の人口動態に関する基礎的調査研究
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322-6.本章のまとめ 本章では、豊⽥市の歴史や都市計画、⼈⼝動態を踏まえたまちの成り⽴ちや将来⾒通しなどを概観した。 豊⽥市では今後も暫くの間は⼈⼝が増加すると⾒通されるなかで、第8次総合計画でも謳われるように「都市機能の集積及び集約、ゆるやかな居住誘導」により、選択集中により核とネットワークを強化して活⼒と魅⼒を備えた持続可能な都市を⽬指している。その反⾯、スプロール的な宅地化が続いているとの報告もある。 こうした中、検討中の都市計画マスタープランにおいても、都市機能連携拠点や居住誘導拠点などが提案されており、これらの拠点への居住誘導が進んでいくと想定される。 ⼀⽅、市外への転居理由のひとつに地価が⾼いことが指摘されており、⾜元の地価の推移をみても上昇基調にある。拠点周辺の⼟地が、地価などの⾯で転居希望者のニーズに合致するかどうかが居住誘導を進める上での鍵となる。

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