豊田市におけるタクシーを活用した外出支援策に関する研究
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67 2-3-3.自動運転タクシーの運⾏に必要となる資源 先に整理したデマンド型交通の運⾏に必要となる資源(人的資源、設備等)について整理する。ひと・モノ・その他の観点から整理する。 表3-2-2 自動運転タクシーの運⾏に必要となる資源 ひと 遠隔監視・操作者、運⾏管理責任者、安全運転管理責任者(専任でなく兼務できる可能性がある) 整備管理責任者、システム管理責任者(専任でなく兼務できる可能性がある) モノ ⾞両(自動運転システム搭載、介助の問題緩和のため乗降しやすさに配慮)運⾏管理システム(予約・配⾞・決済など) 遠隔監視システム※ 事務所(運⾏管理・遠隔監視システムを設置) 駐⾞場(日常点検を⾏うためにも必要) その他 インフラ(⾼精度地図、途絶することのない無線通信環境、など) →社会資本として⾏政が整備することも一案 運⾏区域の設定(中期的には特区制度等を活用した限定地域、⻑期的には規制緩和によりインフラさえ整備されれば大部分の道路で運⾏可に) 諸⼿続き(制度⾯からの要請への対応) ※遠隔監視システム:自動⾞から遠隔に存在する運転者が電気通信技術を利用して監視し、必要に応じその運転操作を⾏うことができるシステム(国⼟交通省HPより) モノについては、中でも⾞両や運⾏管理システム、遠隔監視システムを自治体や住⺠が自前で持つことは、現時点では想定が難しい。そのため、自動運転システムを保有する企業等にアウトソーシングすることが想定される。 また、ひとも含めてモノをアウトソーシングする場合は、現在のコミュニティバスのように、⾞両の運⾏だけでなく維持管理や運転⼿も一体的に委託する⽅法での運⾏も考えられる。
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