豊田市におけるタクシーを活用した外出支援策に関する研究
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51 運⾏経費の上限管理 経費試算の結果、予算を超えないと予測利用が増え予算を超える場合は、デマンドバスへの格上げを検討 利用チケットの発⾏枚数制限、地域による必要者への分配 予算上限に達したら、予約を受け付けない 需要予測以上に予算を確保 運⾏曜日 水・⼟ 現状地域バスと同レベルを維持 毎日、平日、決まった曜日の週2回 (月⽊、火⾦、水⼟) 運⾏時間 8時〜18時 現状地域バスと同レベルを維持 タクシー会社営業時間(24時間) 10時〜16時(空⾞時間帯) 運⾏範囲 エリア運⾏ (矢並町、則定町、⼭中町) 現状地域バス路線が通過する町 則定町は停留所もなく、⼯場地域のようであり除外もあり得る エリア運⾏現⾏路線運⾏ エリア外へは、メーター運賃増額分は自⼰負担で、そのまま乗⾞可 乗降場所 ドア・ツー・ドア 自宅から目的地まで利便性を向上 エリア内で乗降場所を設定 自宅側は自宅、目的地側は設定 重要施設はエリア外でも乗降場所に設定 利用者の限定 運⾏エリアに居住する人限定しない豊田市⺠ 運⾏エリア居住者 65歳以上の⾼齢者 4-2.実運⾏に向けて 鞍ケ池地域タクシーは、平成30年3月27日から平成31年1月までの予定で、実証実験が開始された。実験終了までに実験の評価を⾏い、終了後、実運⾏へ移⾏する予定である。 実証実験の評価にあたって、大きく次の3つの視点が重要と考える。 ①運⾏経費 ・運⾏経費の削減に関する定量的評価 ・運賃負担率の定量的評価 ②サービスの向上 ・地域バスに比べて利用者が増加したか(定量的評価) ・地域住⺠は移動サービスが向上したと感じているか(定性的評価) (アンケート調査またはヒアリング調査を実施) ③運用ルール ・⾒直しが必要な運用ルールの洗い出し ・⼭中町生活交通協議会の主体的な検討

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