豊田市におけるタクシーを活用した外出支援策に関する研究
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48 略称運航⽇⽇便数⽇利⽤者数(⼈/⽇)便利⽤者数(⼈/便)H27年度運⾏経費タクシー運⾏経費OD路線運⾏タクシー運⾏経費OD最短経路運⾏田籾火・⾦66.51.1¥3,662,000¥6,742,934¥4,674,474広幡火・⾦613.42.2つくばね火・⽊2+デ6.12.0¥5,303,000¥2,448,059¥1,728,364鞍ヶ池火・⽊2+デ0.80.3石野水・⾦83.40.4¥3,736,000¥4,728,594¥2,367,255ささゆり水・⾦121.40.1水源東月・水65.00.8¥3,464,000¥5,859,090¥2,879,295上郷線水・⾦1216.91.4¥16,639,000¥19,561,509¥12,149,245末野原線火・⽊1256.04.7 ¥0¥4,000,000¥8,000,000¥12,000,000¥16,000,000¥20,000,000保見地域バスつくばね・鞍ヶ池バス福祉バス(石野・ささゆり)水源東地域バス上郷地域バスバス運行経費(H27実績)タクシー運行経費(OD路線運行)タクシー運行経費(OD最短経路運行) 図 収支シミュレーションの結果 タクシーを地域バスと同様の経路で⾛⾏させた場合は、最短OD経路で⾛⾏させた場合と比べて、1.4〜2.0倍の運⾏経費となっており、迂回率が⾼いことがわかる。また、つくばね・鞍ケ池バスを除き、いずれの路線でも最短経路で⾛⾏しない場合、運⾏経費の削減につながらないことが示唆された。 タクシーを最短OD経路で⾛⾏させた場合、H27年度運⾏経費と比べて、保⾒地域バスでは1.3倍と運⾏経費が増大するものの、つくばね・鞍ケ池バスでは0.3倍、福祉バス(石野・ささゆり)では0.6倍、水源東地域バスでは0.8倍、上郷地域バスでは0.7倍と、運⾏経費が2割〜7割削減されることが示唆された。 (2)シミュレーション結果の考察 シミュレーション結果から、地域バスをタクシーに代替する際の指標として以下の3点を取り上げ考察した。

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