豊田市におけるタクシーを活用した外出支援策に関する研究
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2 1.豊田市内における⾼齢者のタクシー利用実態の把握 1-1.⾼齢者のタクシー利用状況に関する調査の必要性 タクシー利用に関するデータが入⼿しづらいことから、これまでタクシーの利用状況に関する調査はあまり⾏われていない。また、既報を含めた数少ない先⾏研究1〜5)においても、入⼿可能なデータの特性上、利用者の属性に着目した研究が⼗分に⾏われているとは言えない。 その一⽅で、⾼齢化が進む中でタクシーのような個別移動を担う交通機関に対する期待が持たれるようになってきており、⾼齢者のタクシー利用の実態や、利用意向に関する知⾒が求められるところである。 そこで本研究では、⾼齢者のタクシー利用の実態を把握することと、⾼齢者のタクシー利用意向を把握することを通じて、今後の⾼齢化社会におけるタクシーを活用した外出支援策の⽅向性について検討する。 1-2.調査の概要 1-2-1.デジタコデータ 豊田市内におけるタクシー利用の実態を把握するため、表 1-1に示すようにタクシー会社2社(名鉄東部交通、豊栄交通)から1年間のデジタコデータの提供いただいた。 表 1-1 デジタコデータの概要 対象事業者 豊田市で営業するタクシー事業者2社(名鉄東部交通、豊栄交通)対象⾞両数 143両(59.8%※豊田市内に営業所を持つタクシー事業者の保有台数に占める割合) データ取得時期 2016/8/1〜2017/7/31データ件数 800,982 1-2-2.利用者アンケート調査 豊田市内のタクシー会社2社(名鉄東部交通、豊栄交通)の協⼒を得て、利用者へのアンケート調査を実施した。調査の概要を表 1-2に、調査票を図 1-1に示す。調査⽅法としては、タクシー⾞内おいて乗⾞時に運転⼿から調査用紙を利用者に⼿交し、降⾞時に回収する形式とした。⾞内において容易に回答しやすくするため、調査票はビンゴカード式とした。 表 1-2 調査の概要 調査時期 2017/7/25(火)、7/26(水)原則8〜18時台 天候 両日とも曇 調査⾞両台数 2日間でのべ42両 (1日目 名鉄13/豊栄102日目名鉄12/豊栄7) 配布回収状況 合計配布回収枚数557枚

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