豊田市におけるタクシーを活用した外出支援策に関する研究
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46 (3)地域バス利用データの整理 地域バス利用データは、豊田市交通政策課から平成27年度データ(1年間分)の提供を受け、バス停毎の乗降人数を便別に整理した。下表に保⾒地域バス(田籾・篠原コース)を例に、データ整理結果を示す。 なお、本データでは、各利用者が乗⾞したバス停と降⾞したバス停の組合せ(OD)は不明である。 表 保⾒地域バス(田籾・篠原コース)の利用データ整理例 No.停留所名上1乗上1降上2乗上2降上3乗上3降1篠原一色1220501302篠原郷1000003篠原駅01000034田籾106060205保見塚原2531161016ゴルフ場前331131437保見南山東0010008 バロー浄水店093024069 豊田厚生病院0107050510浄水駅03701001No.停留所名下1乗下1降下2乗下2降下3乗下3降1浄水駅6090502 豊田厚生病院80110703 バロー浄水店123010001704保見南山東0000005ゴルフ場前12518716保見塚原1660143117田籾034078068篠原駅2110019篠原郷00020010篠原一色090020020 (4)バス停間ODデータの推定 本研究では、バス停間OD別の利用人数を推計するにあたり、既往文献を参考に介在機会法を用いた。 (既往文献)Terdsak Rongviriyapanich et al., Use of on-off counts for OD estimation an approach towards more cost-effective bus surveys, ⼟⽊計画学研究・論文集、No.17、2000. なお、一般にOD推計には、エントロピー最大化法等のいくつかの⽅法が用いられているが、介在機会法は過去のOD調査結果を必要としない点で、他の推計⼿法よりも本研究に適していた。 便別に年間OD別利用人数を求めたものを合計して、路線のOD別利用人数を推計した。下表に保⾒地域バス(田籾・篠原コース)のODデータ推計例を示す。

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