豊田市におけるタクシーを活用した外出支援策に関する研究
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21 2-2-4.タクシーの利用意向 自家用⾞の運転をやめてタクシーを日常的に利用するとした場合の運賃支払意思額について質問した。利用目的および目的地として買い物・遊びに出かける際には豊田市駅を、通院については豊田厚生病院を設定した上で、表 2-3に示すように、各目的地と被験者の居住する地区の小学校からのタクシー、バスの運賃ならびに距離・利用バス停を例示し、片道の支払意思額を記入してもらった。豊田市駅までの支払意思額を集計した結果を図 2-16に、豊田厚生病院までの支払意思額を集計した結果を図 2-17に示す。 豊田市を目的地とする移動の場合、いずれの学区においても現⾏のタクシー運賃と同程度の支払を許容する結果となった。これは、今回の調査地域が豊田市中心部であり、タクシー料⾦が比較的安く移動できるためであると考えられる。 一⽅で、豊田厚生病院を目的とする移動の場合、現在のタクシー運賃の半額もしくは1000円程度低廉な運賃を希望する結果となった。片道あたりの移動コストが2000円程度となると、ある程度の割引を希望する結果が得られるものと推察される。 表 2-3 各小学校から豊田市駅・豊田厚生病院までの運賃 片道運賃 挙⺟小学校区 元城小学校区 朝日小学校区 豊田市駅まで タクシー 600円 (約1km) 780円 (約1.5km) 960円 (約2km) バス 100円 (若宮町5) 100円 (広路町) 200円 (朝日町7) 豊田厚生病院まで タクシー 1950円 (約5km) 2580円 (約6.5km) 1500円 (約3.5km) バス 300円 (若宮町5・豊田市駅乗換) 300円 (広路町・豊田市駅乗換) 200円 (朝日町7) 図 2-16 豊田市駅までのタクシー利用支払意思額
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