中国の都市における交通まちづくりの現状と将来に向けての動向に関する調査
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83 職業に関しては、日本での2016年調査では運転を職業とする人を極力対象としなかったが、中国では、ライドシェアリングビジネスの発達で自家用車を利用してプロドライバーとして生計を立てる人が多く、少なくない割合となった。 主な運転目的は通勤や通学での利用であるが、ほかの目的についてはほぼ同じ程度である中、買物での利用がやや少ないのは興味深い。これは中国では近所の商店街で買物することがまだ多いことに関係があると考えられる。 世帯構成としては、夫婦のみの世帯が最も多いが、子と同居するそして親と同居する二世代世帯が次いで多い。 車の購入年については最も多いのが最近の2年以内となる2016年以降である。10年以上前の2007年以前と回答したのはわずか55人であり、3~4%程度である。

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