中国の都市における交通まちづくりの現状と将来に向けての動向に関する調査
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70 写真 4-17は片側3車線の道路に、さらに2車線もある側道が設けられている状況で、側道の一番外側に自転車レーンがあり、その外側にシェアリング自転車が多数止まってある様子である。 写真 4-17 自転車レーン上の外側にシェアリング自転車が止まる様子(安藤撮影) 第4章の冒頭に書いたが、本調査を実施している期間で日本国内での自転車シェアリングの情勢も大きく変化した。中国発のモバイクも日本に進出されており、2017年6月20日に、株)モバイク日本法人「モバイク・ジャパン株式会社」(代表者:Davis Wang(株式会社モバイクCEO)、 本社:福岡市中央区大名2丁目6番11号)を設立させた。 一方、中国では、2016年のモバイクに代表される民間の参入までの数年の運用で既に様々な課題も見えてきた。1)無秩序な駐輪;2)二人乗り等違法な利用;3)無法な改造で私有化や破壊;4)潜在的課題:保証金の払い戻しの保証。 これらのことを念頭に、中国政府の交通運輸省劉小明次官の2018年2月7日に行った記者会見によると、二年の間に、全国で合計77社が参入して、2,300万台の自転車を導入した。ユーザー登録累積数が4億名で、累積利用回数が170億人回であり、ピークディーの利用回数は7,000万人回である。2017年8月に公表した自転車シェアリングを奨励し、規
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