中国の都市における交通まちづくりの現状と将来に向けての動向に関する調査
68/126

64 中国では過去1年で、20社以上の新興企業が数百万台に上るシェアリング自転車を路上に送り出した。その伸びから、これからの数年間においてはさらに拡大されると推計されている29(図 4-6参照)。 図 4-6 シェアリング自転車の利用者数推移 ここで、大人気となったシェアリング自転車は、15~45ドル(約1700円~5000円)の保証金を払えば、1時間当たり1~2元(16~32円)で利用できる。最も特徴的なのは、米国・欧州・日本のレンタル方式とは異なり、これらの自転車には「ドッキングステーション(指定の駐輪場)」がない。自転車はどこにでも放置でき、利用者はスマートフォンアプリを使って自転車のロックを外す。 一方で、自転車の数が多いことに加えて、乗り捨て場所は特に決まっていないことにより、窃盗や破壊、いたずら行為が横行する結果、悲惨な運命をたどる自転車が少なくないといった問題も生じてくる。 南京市では、右写真に示すように、歩道が駐輪場状態で、歩行者は仕方なく、自転車道で歩く現状が見られる。もっばら、朝ピーク時にロードサイドで出店が多く、交通障碍と 29 出典:THE WALL STREET JOURNAL、http://jp.wsj.com/articles/SB1035221930628723357080458306 3854080347428(英語)

元のページ  ../index.html#68

このブックを見る