中国の都市における交通まちづくりの現状と将来に向けての動向に関する調査
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21 自動運転開発については、長安大学の情報工学部で実験対象としている自動運転車を見ることができた。下の写真は趙副学長の説明を受けている様子で、長安大学が中国国産電気自動車メーカーのBYD車両をベースに大学が開発した自動運転試験車両である。 写真 1-18 長安大学の自動運転試験車両(長安大学職員撮影) 1-3-3 深圳市 2017年9月2~5日間に実施した深圳市での現地調査の詳細は表 1-1に示す。自動車メーカー、交通計画研究機関、民間企業、交通管理部門を対象に、モノレール、交通計画や都市交通管理におけるITS技術応用の最新動向、ライドシェアやカーシェアリングの実態を調査した。また、地下鉄の整備状況や都市開発の実態も調査した。 表 1-1 深圳市の現地調査概要の一覧表 日程訪問先調査内容主要参加者9月2日午前-深圳市の「城中村」の現状-9月2日午後清華大学深圳研究院安藤部長がスマートシティに関する講演を行い、自由に意見交換•繆立新教授•張凱准教授•薛召傑講師(深圳大学)9月3日午前-深圳市の地下鉄利用状況-9月3日午後-深圳市の都市開発現状-9月4日午前比亜迪自動車販売株式会社SkyRail(モノレール)の情報収集•関永康マネージャ•卓開括技師長•顏学剛技師9月4日午後深圳市都市交通計画設計研究センター交通計画におけるITS技術応用の最新動向•邱建棟科創センター主任•李強技師9月5日午前「滴滴出行」株式会社の深圳支社ライドシェアの現状と課題•劉穗快車事業部粤東運営マネージャ•朱易慧快車事業部運営マネージャ•魏偉データアナリスト•関金平(MITAgeLab研究員)9月5日午後深圳市総合交通運行管理センター都市交通管理におけるITS技術応用の現状•関志超技師長•関金平(MITAgeLab研究員)•高龍研究員「聯程共享」株式会社EVを用いたカーシェアリングの現状•王岳明社長•関志超顧問•関金平(MITAgeLab研究員)

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