中国の都市における交通まちづくりの現状と将来に向けての動向に関する調査
122/126

118 • 対策:①企業と連携し、必要な自転車台数を投入することを進める。②廃棄した自転車をリサイクルするための方策を検討中。 15 初めてのETC決済のスマート駐車場 2017年5月1日に、深セン市では初めてのETC決済のスマート駐車場が運営開始した。この駐車場の料金システムは高速道路の料金システムと連動し、駐車料金をETC決済で支払うことが可能となった。 16 ビッグデータ、インターネットプラス、可視化を通じたITS 深センでは、4代目のスマート交通管理センターの建設が進められており、それはビックデータ、インターネットプラスなどの技術を活用し、コンバージド、アクティブ制御、協同コマンドを目指す先進的な交通システム管理システムである。 17 横断歩道における歩行者の注意喚起スマートシステム • 信号無視で横断歩道を渡ろうとしている行為を防止するために、歩行者の注意喚起スマートシステムが導入された。その導入現場で、信号無視の違反行為がほとんど無くなり、地域住民に高く評価された。 • システムの構成とは、①音声提供、②改札口時間差の設定、③スマート検知や制御、④顔認識に基づく違反行為の記録、⑤故障に強い、⑥地面に発光道路鋲の設置、⑦歩行者の安全性を確保するためのインフラ設計。 18 スマート推薦自転車駐輪場の導入 シェアリング自転車の無秩序駐輪の対策としては、モバイクは利用実態に即したスマート推薦自転車駐輪場を導入し、モバイク自転車利用者の駐輪行為を確実にモニタリングした。 19 無人運転の町(100億元の投資規模) 深センでは、自動運転事業を加速するために、南方科技大学、ミシガン大学、前沿科技産業管理株式会社は、三者連携の形で、無人運転実験を行うための町を計画して、100億元の投資を行うことを発表した。 20 120万台のプローブカーのリアルタイム情報に基づく渋滞対策の検討 深セン北斗(中国独自GPS衛星)応用技術研究院株式会社は、120万台のプローブカーのリアルタイム情報を用いて、道路の渋滞情報を把握して、行政や民間企業に情報提供を行う。

元のページ  ../index.html#122

このブックを見る